小学4年生の娘が中高一貫の中学受験に向けて頑張ることを決め、親としては「よし、全力で応援するぞ!」と心を燃やしたわけだが、早速大きな壁にぶち当たった。
勉強時間がない。
そう、わが家は共働き。娘は平日、学童に通っていて、家に帰るのはいつも19時過ぎ。そこから夕食、お風呂、学校の宿題をこなし、「さぁ、受験勉強!」と思った頃にはもう22時を回っている。
この時間から勉強を始めるとなると、翌朝の機嫌が恐ろしいことになるのは明白。睡眠時間を削るのは成長期の子どもにとっても良くないし、何より朝の機嫌が悪い娘を相手にするのは命懸けである。
「じゃあ、どうする?」
そう考えた末にたどり着いた答えが…
朝勉強!
つまり、朝30分早く起きて勉強する作戦である。
朝なら頭もスッキリしているし、誘惑も少ない。これは名案では?と思ったが、実際にやってみたら想像以上のハードモードだった。
今週の結果発表! 〜 一勝四敗の激闘 〜
月曜日:惨敗
「よーし!今日から朝勉強だ!」と意気込んで目覚ましをセット。
5時50分、アラームが鳴る。
娘「……(スヤァ)」
父「おーい!起きるぞー!」
娘「……(布団にくるまる)」
父「お、おい…!」
娘「……(完全に無視)」
初戦、完敗。
火曜日:二度寝の罠
「今日は絶対起きる!」と娘もやる気を見せた。
アラームが鳴り、なんとか起きて顔を洗うことに成功!
しかし、リビングのソファに座った瞬間…
娘、撃沈。
完全に二度寝モード突入。
朝のソファって、なんであんなに気持ちいいのだろうか。
水曜日:惜敗
今日こそは!と気合を入れ、顔を洗い、着替えまで済ませた。
ここまでは順調だったのだが…
娘「…眠い…」
父「よし、じゃあ机に座って…」
娘「…無理。」
この一言で終了。
この「無理。」にはすべての疲れと眠気が詰まっていた。
惜しかった。惜しかったが、負けは負けだ。
木曜日:初勝利!
ついに、この日がやってきた。
朝、目覚ましが鳴る。
娘、むくりと起きる。
顔を洗う。
着替える。
机に座る。
そして…
ついに30分間、勉強!
勝った!!ついにやった!!
まるでスポーツの試合に勝利したかのような達成感。
娘も「意外とできたね!」と満足気。
これは、いけるかもしれない…!
金曜日:振り出しに戻る
木曜日の成功に気を良くし、「今日もやるぞ!」と挑んだ金曜日。
だが、娘は起きない。
父「おーい、昨日頑張れたじゃん!」
娘「…昨日やったから、今日はいい。」
父「……。」
終了。
今後の作戦! 〜 継続は力なり! 〜
こうして、今週の結果は一勝四敗という散々な成績だった。
しかし、木曜日に「できる!」と実感できたのは大きな進歩だ。
いきなり毎日成功するとは思っていなかったし、これは長期戦である。
とりあえず、今後の作戦としては…
✅ まずは週2回成功を目指す
✅ 起きたらすぐに机に座るルールを徹底(ソファは危険)
✅ 週末はちょっと長めに勉強して調整
✅ 起きられた日は思いっきり褒める!(モチベ維持のため)
親子で試行錯誤しながら、少しずつ習慣化していくしかない。
目指せ、安定した朝勉強生活!
…といいつつ、まずは来週の戦績を「二勝三敗」にすることが目標だ。
いや、せめて引き分けに持ち込みたい。
来週もがんばるぞ!
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