小学4年生の娘が「中学受験をしたい」と言った日——家族で決めたルールと挑戦への想い

小学4年生の娘が中学受験に挑戦することになりました。

もともと中学受験を強く意識していたわけではなく、最近の教育事情や中高一貫校の特徴を調べる中で、家族で「中学受験ってどんなものだろう?」と話し合ったのがきっかけでした。

「もしチャレンジしたら、どんな良いことがあるの?」
「受験ってすごく大変って聞くけど、本当にやるの?」

そんな話をする中で、娘は「やってみたい!」と決意を固めました。もちろん、親としては大きな挑戦になることは理解しています。しかし、本人が前向きに取り組みたいと言っている以上、家族全員で支えていこうと決めました。

中高一貫の中学受験のメリットとデメリット

まず、娘と一緒に「中学受験をすることで得られるもの、失うもの」について整理しました。

メリット

① 高校受験がなくなる

中高一貫校に進学すると、一般的には高校受験がありません。そのため、中学入学後は6年間を通して落ち着いて勉強や部活動に取り組むことができます。高校受験がない分、大学受験に向けた準備も早めに進めることが可能です。

② 受験の経験が成長につながる

仮に中学受験で合格できなかったとしても、その経験は決して無駄にはなりません。努力する習慣がつく、計画的に勉強する力が身につく、自分の限界に挑戦することで成長できる——これらは中学・高校でも役に立つはずです。

デメリット

① 勉強時間が増える

中学受験をするとなると、学校の授業だけでは足りず、プラスで勉強が必要になります。特に中学受験の問題は、学校で習う範囲を超えた内容も含まれるため、通信教育や塾を活用しながら学習を進めていく必要があります。

② 小学校の友達と別々の学校になる

もし中学受験に成功した場合、今の小学校の友達とは違う学校に進むことになります。もちろん、新しい学校で新しい友達ができる楽しさもありますが、これまでの友達と環境が変わるのは、子どもにとっても大きな変化です。

こうしたメリット・デメリットを話し合ったうえで、娘は「それでもやってみたい!」と決断しました。

家族で決めた4つのルール

中学受験は子どもだけでなく、家族全員の協力が必要です。そのため、我が家では4つのルールを決めました。

ルール① 必ずしも合格を目標としない。受験の過程を大事にする

「合格すること」が最終目標ではなく、「受験勉強を通して得られるもの」に注目することにしました。努力すること、計画的に勉強すること、挫折しても乗り越えること——こうした経験が今後の人生にも活きると考えています。

もし合格できなかったとしても、それまでの努力が無駄になるわけではありません。「頑張った過程が大切」という考え方を大事にしていきます。

ルール② 受けるのは単願

複数の学校を受験すると、それだけ勉強の負担も増えますし、精神的なプレッシャーも大きくなります。そこで、我が家では「受験するなら1校に絞る」というルールを設けました。

単願なら、その学校に向けて計画的に学習を進めることができますし、親としてもサポートしやすくなります。また、娘自身も「ここに行きたい!」という明確な目標を持ちやすくなるでしょう。

ルール③ 小学4年生は通信教育で勉強。5年生で塾に通うかは別途検討

いきなり塾に通うのではなく、まずは通信教育を活用しながら、自宅で基礎的な学習を進めていくことにしました。

小学4年生の段階では、まだ受験勉強の負担を大きくしすぎず、「勉強を楽しみながら取り組む」ことが大切だと考えています。5年生になった時点で、本人の学習状況や理解度を見ながら、塾に通うかどうかを決める予定です。

ルール④ 仮に合格しても行くかどうかは娘が決める

受験をするからには、合格したらその学校に進学するのが当然——と考えるご家庭も多いかもしれません。しかし、我が家では「仮に合格しても、最終的に進学するかどうかは娘が決める」ことにしました。

理由はシンプルで、娘の人生を決めるのは娘自身だからです。

受験勉強を進める中で、「やっぱり地元の公立中学に行きたい」と思うかもしれませんし、合格した学校を見て「ここなら6年間楽しく過ごせそう」と思うかもしれません。

どちらにしても、「合格したから行く」のではなく、「自分が行きたいと思ったから行く」という形にすることで、納得のいく選択ができるのではないかと考えています。

家族みんなで協力しながら頑張る

中学受験は、子ども一人で戦うものではなく、家族全員で支えていくものだと思います。

親としては、娘が無理なく勉強を続けられるように環境を整え、モチベーションを維持できるようにサポートしていきます。ときには気分転換も必要になるでしょうし、学習スケジュールの調整も必要かもしれません。

一方で、娘も自分の意志で「挑戦する」と決めた以上、努力する姿勢を大事にしてほしいと思っています。「受験させられる」のではなく、「自分でやると決めたから頑張る」という気持ちを持つことが、一番の成長につながるはずです。

まとめ

中学受験は決して楽な道ではありません。しかし、努力することで得られるものは大きいはずです。

娘の「やってみたい!」という気持ちを尊重しつつ、家族全員で協力しながら、一歩ずつ進んでいきたいと思います。受験本番までの道のりは長いですが、「合格だけがゴールではない」ということを忘れず、成長の機会としてポジティブに取り組んでいきます。

これから、どんな挑戦が待っているのか——家族みんなで楽しみながら、頑張っていこうと思います!

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